- 作者: 三田紀房
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2003/10/22
- メディア: コミック
- 購入: 1人 クリック: 119回
- この商品を含むブログ (214件) を見る
しかし、これを司法試験に応用できないだろうか?
司法試験合格の三原則 "広く" "浅く" "確実に"
全然わかんない分野(上訴とか)があると、それだけで落ちる。とはいえ、そこまで深く勉強する必要はなく、制度を理解し、条文を引けて、自分なりに論証ができる程度でよい。
こういうと簡単そうだが、基礎知識をあいまいにして「ウソ」を書くと100%落ちるし、択一は、10のあいまいな知識より1の確実な知識(確実な知識があれば肢を切れる)。
参考:東大合格の三原則 "広く" "浅く" "確実に"(桜木先生)
択一とはスポーツだ!
択一は卓球と同じ。反復学習が効果的。学生の見解を確定させる問題が来たらこうやって解く、穴埋めさせる問題が来たらこうやって解く。解き方が問題を見た瞬間に頭にパッと浮かぶ、機械的反射的に答えられるまで反復することが合格の秘訣である。
参考:数学とはスポーツだ!(柳先生)
"事務処理能力の高さ"が最重要。
そのまんま択一にあてはまりる。
司法試験受験は基本書をきっちり理解すれば合格できる。つまり基本書の内容以上の問題は出ない……ということだ!
基本書に書いていないことは出ない以上、それ以上のレベルの議論を追い求めても、ヴェテランになるだけです。民商法雑誌とかNBLとか読み出したら要注意。
参考:東大受験は教科書をきっちり理解すれば合格できる。つまり教科書の内容以上の問題は出ない……ということだ!(桜木先生)
それよりも定義を毎日70個アバウトでいいから覚えて、それを一週間繰り返したほうがはるかに記憶に定着しやすい。
これは、本来は英単語の覚え方。1日10個づつ覚え様としたって、1週間後に覚えているのは70個ではなく、せいぜい10個位。それならば、アバウトに量をこなし、その代わり繰り返す方が効率的です。これは、択一六法の読みこみにもいえます。1ページ1時間位かけてじっくり読む暇があれば、50p/2h位でどんどん読んでいくのに限る。
夏は商法と訴訟法を徹底的にやれ
択一落ちの受験生の多くは、憲・民・刑の実力アップを図ろうとするが、これら主要科目は覚える量が多く、夏だけでは実感が得られるほど勉強できない。商・訴なら覚える範囲が明確で、夏に制しておけば、自信もつく。しかも、商訴は受験生全体のレベルが低い。秋の答練開始前に、一応商訴の全範囲について基礎知識+論点知識をおさえておけば、答練に合わせた復習をするだけで、年内に商訴を完成させ、論文試験でA、B評価を取ることも固い。もちろん、商訴やりすぎて択一に落ちたらどうしようもないのですが。
参考:夏は理科と社会を徹底的にやれ
論文答案は自分のよく知ってる定義、趣旨、学説だけを使うこと……これは鉄則だ!
あいまいな定義、あいまいな趣旨を書いて間違えばアウトです。普段は使わない他説をなぜか本試験で使いたくなりますが、論理矛盾したら一発Gです。まさに、鉄則です。
参考:英作文は自分のよく知ってる単語、熟語、文法だけを使うこと……これは鉄則だ!(川口先生)
何事もまず、型を身につけること。型からの発展が独創へとつながっていくのです。
まさに、司法試験の論文の書き方はこれです。人権パターン、民法の主張→根拠→反論パターン、刑法の行為→構成要件→違法性→責任パターン。全部型です。でも、これをまずは書けるようになってはじめて型を崩す資格が与えられる。
まとめ
「ドラゴン桜」は十分司法試験受験テクニック漫画としても通用する