アホヲタ元法学部生の日常

連絡はTwitter ( @ahowota )でお願いします。アニメを見て法律を思い、法律を見てアニメを思う法アニクラスタ、ronnorのブログ。メールはronnor1あっとgmail.comへ。BLJにて「企業法務系ブロガー」として書評連載中。 #新人法務パーソンへ #オタク流勉強法 #明認方法 「アホヲタ元法学部生の日常」(ブログ)、「これからの契約の話をしよう」(同人誌)、『アニメキャラが行列を作る法律相談所』(総合科学出版)等。

大学教授に気に入られる方法

 知り合いと話していて、「大学教授に気に入られる方法」について意気投合したので、その方法について、私自身の4年の経験もふまえて書きたい。

 大学教授に気に入られるためには

1.コミュニケーションを豊富にして名前を覚えてもらう!
2.レポートは時間をかけて調べてやる気を見せる!
3.とはいえ、あいさつ、敬語等、目上・目下の節度を忘れない!

 この3点に集約されるだろう。

 そもそも、「大学教授に気に入られることの何がいいか?」と正面から聞かれると困るが、

1.期末試験が多少悪くとも、「この生徒はできるはずだ」という観点から、あいまいな記述等は全て「いい意味」でとってもらえる(善意解釈)ことが多い
2.質問がしやすいので、勉強が進む
3.ゼミに入れてもらいやすい。
4.就職・進学等の斡旋、推薦状等を得やすい

 いいことばかりではないか!!


1.コミュニケーションを豊富にして名前を覚えてもらう!
 まずは、質問・発言・あいさつ・研究所訪問等のコミュニケーションを豊富にして,名前を覚えてもらうことが重要である。「こういう学生がいますよ!」「私は先生の授業に興味ありますよ!」ということをアピールするのである。
 教授の方としても、自分の授業が気に入られること、自分が気に入られることというのにはまんざらでもない。多少忙しくても、つきあってくれることが多い。
 こうやって、プラスの意味で名前を覚えてもらうこと、これが「大多数」から抜け出し、教授に気に入られるための第一歩である。

2.レポートは時間をかけて調べてやる気を見せる!
いくら活発で、積極的な生徒でも、能力がないのでは教授のお気に入りになるのは困難である。
そこで、使えるのはレポートである。
レポートの特徴は楽したければ徹底的に楽できるし、頑張りたければ徹底的に頑張れることである。

 まず、図書館・インターネットを使って,徹底的に資料を探すこと。これは時間をかければ誰でもできる。
あとは、資料を組み合わせ、最後に「ちょろ」っと自分の意見を書くことである。

 ここでポイントは、レポートの評価は「ちょろっとした意見」では決まらないということである。どう見ても手抜きのレポートでは、いくら意見がよさそうでも、「この人は不真面目」と思われる。多少「ちょろっとした意見」が月並みでも、たくさんの資料を調査していれば、かなりよいレポートに見える。
また、「この人は、この分野に興味を持っている」「積極的で、労をいとわない」と思われる。

 裏技としてお薦めなのが「英語文献」である。といっても、力む必要はない。wikipediaの英語版は、日本語版よりかなり詳しいことが多い*1。これを「拙い」「直訳調」の日本語に訳し*2「注:すみません。ここは、wikipedia英語版を訳したので、日本語が拙くなっております」と注釈を打っておけば、「なんと、頑張って英語文献まで読んでいる!」ということになり、好感度はうなぎ上りに上がる。

3.とはいえ、あいさつ、敬語等、目上・目下の節度を忘れない!
 で、この1,2を実践しているのに、あんまり教授に好かれていないよ! という場合に一番多いのが、この「あいさつ忘れ」「敬語わすれ」のパターンである。
 教授は「先生」であり、あくまでも学生は「生徒」です。教えを乞う立場であり、タメではありません。教授に挨拶をしない、礼をしない、呼び捨てにする、タメ口で話す等は、もしかすると、一部の外国人、留学経験ある教授にとってはNo Problemかもしれませんが、大多数の教授については「分別をわきまえられない失礼な学生」と思われてしまう。
 必ず挨拶。質問に答えてもらったらお礼。敬語を使う等を忘れずに,節度を守るべきである。

まとめ
教授に気に入られると、普段の勉強・試験・進学・就職等でいいことづくめである。
そのためには
1.コミュニケーションを豊富にして名前を覚えてもらう!
2.レポートは時間をかけて調べてやる気を見せる!
3.とはいえ、あいさつ、敬語等、目上・目下の節度を忘れない!
の3点を履践すべきである。

*1:なお、法学についてはあんまり期待できませんな。日本法についてそもそも英語文献が少ないですし

*2:なお、英語の訳は正確にしましょう。知り合いの英語できる人にチェックしてもらうとよいでしょう