薄い文庫を探せ！〜ヲタク業界編 - アホヲタ元法学部生の日常

１．はじめに
アルファ・ラルファ大通りの脇道様の厚い文庫、薄い文庫その5│アルファ・ラルファ大通りの脇道 *1という記事を読んだ。
　この記事が紹介しているのは、
「ゲーテの夏」という５４ページの文庫である。

　薄い本が多いので有名な岩波文庫の中でも、最も薄いとされる本が竹内式部「中臣祓講義」の６２ページである*2から、相当薄い。

２．ヲタク業界で一番薄い文庫？
　さて、*3ヲタク業界で一番薄い文庫は何になるだろうか？

　まず、「ライトノベル」という分野に限定してみよう。これについては先行研究がある。
long novels様によれば

　一位が「起動戦士 Zガンダム　フォウ・ストーリー」の129ページである。しかし、「ゲーテの夏」の２倍以上で、全くかなわない。

ここで、「小説」というカテゴリーを取り払ってみる。すると、

「ASUKA(アスカ)―新世紀エヴァンゲリオン文庫写真集」の７７ページというツワモノが出てくる。岩波文庫に肉薄するレベルである。

　もっと探してみると

「新世紀エヴァンゲリオンシールブック (文庫)」が出てきた。、http://books.yahoo.co.jp/book_detail/31410491によれば２４ページである。

３．ついに発見！？　究極の薄い文庫！
　さて、更に調べてみた。その結果、

究極の薄いヲタク文庫

が見つかった。

これが、「あしたのナージャ〈1〉ナージャのすてきなたび」という絵本の文庫であり、

１７ページである。

まとめ
薄い「ヲタク」文庫を探していたところ、一般のものを含めてもかなり薄い１７ページの文庫が見つかった。
とはいえ、この業界には何があるかわからない。これよりも薄い文庫がある可能性は十分にある。
これよりも薄い文庫をご存知の方がいらっしゃれば、ぜひ教えて下さい。

補足：アマゾンで調べたところ、ヲタク界から離れて全ての部類の文庫を探してみると
１２ページ

「浮世絵富士 2007」

「ピンカとクラゲーラ」
９ページ

「じゃぶじゃぶ紙芝居ももたろう」
とのことである。世の中は広いものである。
関連：http://geopoli.exblog.jp/2602468/

*1:この記事も三軒茶屋別館様が紹介なさっていたものです。いつもありがとうございます。

*2:http://www.bunkomania.net/1998/02/post_63.html様による。なお、アマゾンでは検索できなかった。アマゾンで検索できるものでは方丈記 (1950年) (岩波文庫)の７４ページが最も薄いのではないか？

*3:私の生息している