アホヲタ元法学部生の日常

連絡はTwitter ( @ahowota )でお願いします。アニメを見て法律を思い、法律を見てアニメを思う法アニクラスタ、ronnorのブログ。メールはronnor1あっとgmail.comへ。BLJにて「企業法務系ブロガー」として書評連載中。 #新人法務パーソンへ #オタク流勉強法 #明認方法 「アホヲタ元法学部生の日常」(ブログ)、「これからの契約の話をしよう」(同人誌)、『アニメキャラが行列を作る法律相談所』(総合科学出版)等。

法律事務所名と新幹線名

鉄道むすめ公式ガイドブック―鉄道制服コレクション (Gakken Mook)

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1.はじめに
 最近、弁護士事務所のホームページを多数見る機会があった*1アクセシビリティーなど、いろいろ気づいたことはあるが、一番気になったのは、事務所の「名前」である。
 
2.「新幹線名」と「総合」が多い
 まず、いまだに一番多いのは、弁護士名*2であるが、最近は「総合」のつく事務所名が多くなった。
 そして、特徴的なのは「新幹線名」が多いということである。列挙してみよう。

ひかり総合法律事務所 | トップページ
のぞみ総合法律事務所
弁護士法人アクシス
あさひ総合法律事務所
あおば総合法律事務所
弁護士法人 はやて法律事務所
つばめ法律事務所
参考
児玉法律事務所

3.なぜ多い?
 まず、「総合」が多い理由として考えられるのは、「何でもできる」ということをアピールすることで、お客さんに来てもらうということがあるだろう。事務所の中には、中堅のいわゆるブティック事務所といわれるような事務所のように、特許や税務等のある一定の法分野を専門的にやっているところはある*3。しかし、多くの事務所は、一般民事もやる、企業法務もやる、刑事もやる、労働もやるというように、いろんな分野を扱っている。そこで、何でもできることをアピールする意味があるだろう。
 次に、「新幹線名」が多い理由であるが、これはよくわからない。昔、ある弁護士が「響きがよく、親しみのある名前を選ぼうとすると、新幹線名になりがち」と言っていたが、本当かはわからない*4

まとめ
 「総合」が事務所名に多いことは、何でもできることのアピールとして説明がつく。
 しかし、なぜ「新幹線名」が事務所名に多いのかは、まだよくわかっていない謎である。

追伸:D.B.E三二型様にご紹介いただきました。ありがとうございました。「はやて」の中の人に鉄ちゃんがいるのでしょうか? 「こまち」等がまだ残されているので、どこが使うのか、今後もウォッチを続けていく次第です。

*1:「どういう機会だよ?」という突っ込みはなしにしておいてください。

*2:昔は姓+法律事務所が多かったが、弁護士の増加のためか、姓+名+法律事務所も増えている

*3:し、一部の事務所は債務整理専門といわれている

*4:そこの事務所に鉄ちゃんの弁護士がいるという訳ではなさそうである