アホヲタ元法学部生の日常

アニメを見て法律を思い、法律を見てアニメを思う法アニクラスタ、ronnorのブログ。頻繁にツイッター(@ahowota)に出没しております。メールはronnor1あっとgmail.comへ。BLJにて「企業法務系ブロガー」として書評連載中。 #新人法務パーソンへ #オタク流勉強法 #明認方法 「アホヲタ元法学部生の日常」(ブログ)、「これからの契約の話をしよう」(同人誌)、『アニメキャラが行列を作る法律相談所』(総合科学出版)等。

爆笑漫画・要件事実やらないか〜a+bも、C契約も、あるんだよ!?

ウホッ!!いい男たち~ヤマジュン・パーフェクト

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注:イメージ映像


 さて、岡口基一『要件事実入門』には、その「Epilogue」に、タイトルからして一部の法クラを大変「わくわく」させた漫画が挿入されている。それが、「要件事実やらないか」である。
 

 もちろん、このタイトルは、「山がなくて落ちがなくて意味がない」例のあの業界の超有名な漫画のオマージュであるところ、法クラにおいて面白い漫画・イラストを描かれる方として超有名な中村真先生と、岡口基一先生の



中村×岡口



または、



岡口×中村


が展開されるとあって、一部の法クラにとっては、「胸熱」の一作である。当該「想定読者」であれば、


「わくわくしすぎて『せりあがり』しただろ(笑)」
中村真「要件事実やらないか」(岡口基一『要件事実入門』195頁)


という岡口判事の言葉に、「ああ・・・次は同人誌だ」とばかりに冬コミ用の同人誌を作り始めることは必至であろう。


同作の中で「表面上」展開されている話は、いわゆる「要件事実の面白い話」であるが、注目は、画面から切れている部分であり、「一部法クラの妄想を掻き立てる」というニーズに応えながらも、同時に弁護士法56条1項の「その品位を失うべき非行」を回避するための中村真先生の努力がにじむところである。


なお、同漫画のメインの読者層という意味では、岡口判事の「法衣を着る日」よりも「法衣を脱ぐ日」の方が良かった気もするが、その点は、「中村真先生の次回作に期待!」であろう。

まとめ
 「a+bの理論、C契約」岡口基一『要件事実入門』はしがき参照)等、多くの、(一部法クラの)妄想を掻き立てる理論を生んできた要件事実論は、ついに「要件事実やらないか」を生んだ。
 爆笑漫画「要件事実やらないか」を読んだ一部法クラ達が、「大嘘判例801選」に続き、冬コミで大変興味深い「薄い本」を執筆されることが強く期待できる、すばらしい一作であった。