【広告記事】京野哲也=ronnor=dtk『Q&A 若手弁護士からの相談199問 特別編―企業法務・キャリアデザイン』出版記念ブログ上座談会 #PR
ronnorの3冊目の著作である、『Q&A 若手弁護士からの相談199問 特別編―企業法務・キャリアデザイン』が出版された。これは、『 Q&A若手弁護士からの相談 374問 Q&A若手弁護士からの相談 374問 』から始まるシリーズの第3弾であり、ronnorは既に第2弾の『Q&A若手弁護士からの相談203問 企業法務・自治体・民事編』に関与している。本エントリは『Q&A 若手弁護士からの相談199問』宣伝のため、共著者のdtk先生と本書について語る座談会企画である。
を、刊行後につき
も参照されたい。
1 はじめに
ronnor:dtk先生、ついに出版されました。おめでとうございます!
dtk:出版まで来ましたねえ...(遠い目)。
ronnor:約1年前の正月に突然原稿をお送りしてしまい申し訳ございませんでした。
dtk:最初の章の原稿(第2編第1章の草稿)を読みながら気づいたことがいくつかあったので、コメントを付して返信したあたりから話が始まったわけで...。
ronnor:正月のゆっくりされたいであろう時期に、連日本書1章分の原稿のレビューをして頂き、感謝しています。
dtk:熱のこもった原稿の最初の読者になれたのは楽しかったですし、大兄のリアクションもよかったので、やり取り自体が大変楽しかったです。そして、そこからさらに内容が進化して、最終的にこのような本という形になったわけですが、その一連のプロセスに参加させていただいたのは有意義でした。
ronnor:最初は2022年12月の法務系アドベントカレンダーの記事として、これまで「#新人法務パーソンへ 」というハッシュタグを使ってTwitter上で呟いていた内容をまとめようと思ったという程度でしたが、dtk先生のレビューを踏まえて大幅にブラッシュアップされたので、京野先生に出版社との交渉等の骨を折って頂き、出版にこぎつけました。
dtk:原稿を確定させる前には、こちらの益体もないブログを全部遡って読むという作業をされ、眩暈を禁じ得ないというか、頼むからやめてくれというか...(苦笑)。
ronnor:元々リアルタイムで拝読していたので「あったあった」という感じで思い出しながら取り込ませて頂きました。法務に役立つ知恵の塊ですので、共著にすることを認めて頂いたことを契機に、書籍にして共有すべき貴重なノウハウを反映させて頂きました。
【ここで「定番遣取」*1が発生しており、詳細は省略します。】
※「定番遣取」の定義が必要かと。 定義の仕方はお任せします。
2 コンセプト
dtk:「若手弁護士からの相談」シリーズの第3弾となっていますが、ronnorさん関与前の第1弾及びronnorさんが最初に関与された第2弾とは大分毛色が違いますね。
ronnor:そうですかね? ここはシリーズを通じてどのようなメッセージを打ち出すか、ということを結構真剣に考えています。要するに「若手弁護士が何を必要とするか」というと、まずは一般民事に従事する(ことがある)弁護士の方が多い訳です。そこで、京野先生が、まずは一般民事の悩みを解決する第1弾を出版されました。そして、一般民事以外だとやはり企業法務が多いので、第2弾から私も入らせて頂き、企業法務の悩みを解決することにした訳です。
dtk:なるほど。特定分野の悩みには前の2冊で対応済という前提で、キャリア、仕事のノウハウやコミュニケーションという、特定の法分野に属しない悩みを第3弾で解決する、ということですか。
ronnor:ご明察の通りです。実務で解決すべき悩ましい法律問題への回答の指針は第1弾及び第2弾でかなり詳細に参照すべき対象を明示して示したつもりですので、今回の第3弾は「法律問題以外の悩み全て」というコンセプトにしています。
3 対象読者
dtk:企業内の法務担当者、企業外の弁護士さん双方に役に立ちそうな内容が多いですね。
ronnor:第2編は、新人法務パーソン向けのアドバイスとして呟いた内容の発展や、dtk先生のブログの内容を大幅に盛り込んで、法務パーソンがどうすればより良く業務を進めていくのか、という内容を入れていますので、是非広く法務パーソンの皆様にもお手にとって頂きたいですね。
dtk:第1編と第3編は企業法務に特化せず、様々な弁護士のキャリアを説明していますね。
ronnor:私自身は一般民事について、からきし知見がないので、京野先生にお助け頂きました。
dtk:共著であることの強みが出ているところですね。
4 読み方
dtk:この本の読み方としては、最初から通読するか、それとも、必要に応じてつまみ読みするか、どちらが良いでしょうかね。
ronnor:最初にdtk先生にお送りした際は頭から読むコンセプトでドラフトをしていましたが、「若手弁護士からの相談」シリーズの第3弾となることを踏まえて、Q&Aとし、それぞれのQ単位で読んでも違和感がないようにブラッシュアップしました。そこで、頭から読んで頂いても、問題意識に合わせてQ単位で読んでいただいても大丈夫です。
dtk:他のQへのクロスリファレンスが多いのもそういう意図を踏まえてのことですよね。
ronnor:出版社が違うのですが京野先生が『クロスリファレンス民事実務講義』を出されているので、京野先生と一緒にクロスリファレンスを頑張りました。
dtk:最初に自分が知りたいQから初めてそこからリファー先のQへと飛ぶ読み方もあり得ますね。
5 総括
dtk:アカウント名とはいえ、自分を示す名前がついた本を出すことができ、また、そこにこれまでのブログの内容も盛り込まれているということで、いまだに信じられない気がします。
ronnor:私にとっては3冊目ですが、是非4冊目、5冊目へとつなげていきたいですね!
dtk:本を書くのが好きだし、苦にならないということですね。
ronnor:まだ存在しない「私が読みたい本」を現実化させるプロセスは、今から楽しみです!
dtk:もし、こちらでお役に立てることがあれば遠慮なくどうぞ。
ronnor:ぜひよろしくお願いします!!
*1:お互いに相手のことを褒め合う現象について、経文緯武先生( @keibunibu )が名付けられたもの。