- 作者: 内田貴
- 出版社/メーカー: 東京大学出版会
- 発売日: 2005/08/02
- メディア: 単行本
- クリック: 36回
- この商品を含むブログ (33件) を見る
- 作者: 内田貴
- 出版社/メーカー: 東京大学出版会
- 発売日: 2005/09/28
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 28回
- この商品を含むブログ (25件) を見る
問題は、これらを旧版を持つ人が買うべきかである。
私なりの答えは、基本的には買う必要がない
である。買うことで得するのは「内田ファン」と「最新判例についての記述が欲しい」「旧条文が1つでもあると気持ち悪い」人位か。
確かに、最新判例の情報は入っている。例えば内田IIIp438では「平成17年判決」として、抵当権者への直接の引渡しを認めた判例を解説している。
しかし、ほとんど内容は変わっていない。2004年に旧版が出ているのだから、当たり前といえば当たり前である。「もう一歩前へ」「社会はいま」レベルの知識においては、いくつか変化が見られるが、本文レベルの知識では、「小幅な加筆」程度の違いしか見つからなかった。民法Iも、条文番号が変わった以外はほぼそのままなのである。
むしろ、旧版を古本屋で買うのがお徳である。旧版は、1000〜2000円で古本屋にあふれている。内田を持っていない人は、ほとんど内容的に最新版と変らず、4分の1〜2分の1程度の値段の旧版をぜひ買おう!
まとめ
小幅の改訂に流されて、同じ本を2冊買うよりも、
新版をまって古本屋に行くのがお薦めである。
リーガルマインド商法に躍らされてはいけない!