アホヲタ元法学部生の日常

連絡はTwitter ( @ahowota )でお願いします。アニメを見て法律を思い、法律を見てアニメを思う法アニクラスタ、ronnorのブログ。メールはronnor1あっとgmail.comへ。BLJにて「企業法務系ブロガー」として書評連載中。 #新人法務パーソンへ #オタク流勉強法 #明認方法 「アホヲタ元法学部生の日常」(ブログ)、「これからの契約の話をしよう」(同人誌)、『アニメキャラが行列を作る法律相談所』(総合科学出版)等。

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本エントリは2023年裏リーガルアドベントカレンダー #裏legalAC のエントリです!


これまで、第1弾として『Q&A若手弁護士からの相談374問』を京野先生が、第2弾『Q&A若手弁護士からの相談203問』からRonnorが参加し、第3弾『Q&A若手弁護士からの相談199問』は京野先生、dtk先生そしてRonnorの三人共著となった。大変ありがたいことに、それぞれご好評頂いている。そのような中、まだタイトル・出版社は非公表であるが、第4弾の出版に向けて、鋭意執筆中である

 

 

第4弾は、リーガルリサーチを題材とする。第1弾や第2弾は若手弁護士や若手法務パーソン(法曹資格の有無を問わない)の実務上の悩みどころとなる法律問題を取り上げた。具体的な問題に対する回答を提供することは、もちろん読者の皆様に取って有益であるだろう。しかし、全ての実務で発生する問題を網羅的にリストアップして、回答を提供することは現実的ではない。

 


そのような観点からすると、一番良いのは「リーガルリサーチ」、つまり未見の問題に対して回答を導く能力を養うことであろう。これまで、OJTで丁寧にリーガルリサーチの方法を学ぶことができた人もいるのではないか。しかし、例えばデータベースのIDとパスワードを伝えられて終わり等、あまり丁寧には教えてもらっていない人もいるだろう。加えて、昔「紙を使ったリーガルリサーチ」を学んだ人も、法律書籍サブスク等の新しいリサーチツールをどのように利用してリーガルリサーチを効率的に実施するかについてリスキリングをすることが必要かもしれない。


そのような観点から、本書では、以下の内容について解説する予定である。


・適切な「問い」の立て方
・取っ掛かりの見つけ方
・条文からのリサーチ方法
・書籍や書籍サブスクを利用したリサーチ方法
・(裁)判例を利用したリサーチ方法
判例評釈・論文を利用したリサーチ方法
・インターネットその他を利用したリサーチ方法

 

例えば、インターネットの利用については、Google検索の利用について解説する予定である。Googleで検索する際、Googleは類義語を自動的に検索してくれる。これは「うろ覚え」の場合は良いが、例えば法律の条文の一部を入れて、条文に基づき議論するものをピックアップする場合等には不向きである。そこで、""で括ると完全一致検索になる。また、政府のサイトだけで検索する等特定のサイトで検索する場合はsite:とする。例えばsite:go.jpである。更に、pdfを読みたいならfiletype:pdfと付ける。このような技法を使うと、政府のサイトに掲載されている逐条解説PDFのみを検索できる。

 

"逐条解説" site:go.jp filetype:pdf

 

で検索してみると、様々な法令の所轄官庁による逐条解説を探すことができる。

これは本書で紹介する予定の技法のうちのごく一部に過ぎない。是非本書の刊行を楽しみにして頂きたい!