- 作者: アニメ・ワンダーランド
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2011/10/14
- メディア: 単行本
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公式発売日は14日になっておりますが、秋葉原の一部書店*1では、「100人がしゃべり倒すまどかマギカ」が発売されております。
『100人がしゃべり倒す!魔法少女まどか☆マギカ』発売 #akiba
onudesign: 100人がしゃべり倒す! 『魔法少女まどか☆マギカ』
QB被害者弁護団のronnorとpatRIOTも、「100分の2」ということで、参加させていただきました。
「100人がしゃべり倒す !魔法少女まどか☆マギカ」に掲載されます - アニメキャラが行列を作る法律相談所withアホヲタ元法学部生の日常
他の方はそれぞれまどかマギカ論を語られているのですが、各著者毎にその観点が違っており、読み応えがあります。特に面白いのが、「いわゆる『評論家』様以外が多数参加されている」ということ。肩書きを拝見すると、政治家、芸人、格闘家、コスプレイヤー、ミステリ作家、落語家、出資コンサルタント、占い師、考古学者、SMクラブ経営者、人間等々、普通の「評論本」にはあり得ない豊富なジャンルから、それぞれ独自の視点で切り込んでらっしゃいます。*2。個人的には、ジャッキー・K様のコバヤシマル・テスト論とか、金井アコ様の好きなキャラクターから性格を診断するところとか、普通の評論本では出てこない視点からの記述が楽しめました。
もちろん、たまごまご様を初めとする「いつも面白い」ライター様も多いので、目次を見て「お目当て」の方がいらっしゃるかを確認して購入されるというのもよろしいかもです*3。
そんな中、
契約法は元々世の中は平等な個人が自由に交渉して取り決めをするという前提で作られた。だから、自ら「約束」しない限り縛られなし、「約束」した以上はこれに縛られるのが原則(pacta sunt servanda)
「100人がしゃべり倒す!魔法少女まどか☆マギカ」72頁より
等と、なぜか法律用語(pacta sunt servandaは、ラテン語で、合意は拘束する、契約は守らなければならないという意味。)を使って法律論を展開している空気が読めない1ページがあったら、これが、我らがQB被害者弁護団です。
まとめ
「100人がしゃべり倒すまどかマギカ」は、1ページだけなぜか法律論(契約法概論)が展開されていますが、当サークル以外のまどマギ論は面白いので、オススメの一冊です。