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答え
問1 正解1 問2 正解2 問3 正解3
解説
問1について
ルール1 反しない
AとFは親子ではない。
ルール2 反する
AはFの祖父である。
ルール3 反しない
Fの父母はBとCなのでBCいずれかがAの父母であればルール3に反する。まず、BはAの子であるから、Aの父とはならない。次にCについては、本問では背理法で考えるのが適当である。
背理法とは「ある仮定をした上で、その仮定に基づき帰結を導き、その帰結が誤っているということから、その仮定そのものが誤っていると論証する」方法である。これも適性試験 対策の基本重要概念である。
ここでは「CはAの母だ」と仮定する。すると、BはCの孫である。そのため、BとCの間でフラグが立つと孫と祖母の間のフラグということになり、ルール2に反することになる。ところが、現実にBとCの間にフラグが立ってFが生まれているところ、「A〜Fは全てのルールをクリアした関係から生まれている」と問題文にある。このように、問題文と異なる「誤った」帰結が出たのはそもそも「仮定」である「CはAの母だ」というものが間違っていたのであり、CはAの母ではないことになる。
以上よりAとFの父母は共通せず、ルール3には反しない。
ここまで検討すれば、正解は(1)ということが分かる。正解が分かれば、後の点は検討せず、次の問題の検討にいくべきである。
問2について
ルール1 反する
BとFは親子である。
ルール2 反する可能性はない
Fの父方の祖父はAであるので、Bが父方の祖父にはならない。そして、母方の祖父は不明であるので、背理法を使う。「BがCの父となる」と仮定する。すると、BC間の関係は親子間の関係となる。これでは、ルール1に反してしまう。よってここも、仮定である「BがCの父」が間違っているのであり、Fの祖父になることもない。よって、BとFは祖父と孫の関係にはなく、反する可能性はない。
ルール3 反する可能性はない。
まず、Fの親はBCであり、Bの親はAのみ判明している。そこで、Bの母親がCでなければ反しないことになる。ここでも、背理法を使う。「CがBの母親」だと仮定すると、BC間の関係は親子間の関係になり、ルール1に反する。そこで、CがBの母親であることはない。よって、Fの親とBの親は共通せず、ルール3に反する可能性はない。
ここまで検討すれば、選択肢との関係で、(2)か(3)しか答えはなくなる。「すべて」列挙したものとある以上、ルール2,3のうち1つでも列挙していないルールがある選択肢は間違いである。
そこで(2)(‘3)の違いであるルール5を検討する。
ルール5 反する
Bの母(つまりAの相手)はFの祖母である。よって、一方の母が他方の祖母と共通である。
そこで、答えは(2)となる。
問3について
選択肢1について
「BD間でフラグが立つなら、必ずAC間もフラグが立つ」ということを述べている。このように「必ず」というのがあれば「1つでも例外」を見つければ否定することができる。例外としては「BD間でフラグが立つのに、AC間でフラグが立たない」例を探せばよい。
ここで、AC間でフラグが立たない場合として、一方の父(または母)が他方の父(または母)と共通する場合(ルール3に反する場合)を考える。この場合AC間ではフラグが立たない。しかし、BD間では一方の祖父(または祖母)が他方の祖母(又は祖父)と共通するだけで、ルール1〜5のいずれにも反しない。そこで、BD間でフラグが立つのに、AC間でフラグが立つという場合があるのであり、本肢は誤りである。
選択肢2について
「AC間でフラグが立つなら、必ずBC間でフラグが立つ」というのだから、例外として「AC間でフラグが立つのに、BD間でフラグが立たない」例を探せばよい。例えばBの母とDの祖母が共通する場合、BD間はルール5によりフラグが立たない。しかし、この場合でも、AC間では(Aの親や祖父母がCの親や祖父母と共通するという事情がない限り)フラグが立つ。そこで、例外があるので、本肢は誤りである。
選択肢3について
選択肢1と選択肢3を比較すると、「AC間でフラグが立たなくとも、BD間でフラグが立つこともある」という選択肢は、まさに選択肢1で検討した「例外」事例のことをいっていることがわかる。即ち、ACの一方の父(または母)が他方の父(または母)と共通する場合(ルール3に反する場合)には、AC間でフラグが立たないが、BD間でフラグが立つのであり、この事例はまさに選択肢3の指摘している事例である。そこで、本肢が正解である。
選択肢4について
AC間でフラグが立てば必ずEF間にフラグが立つというが、Fの母はCで、Eの祖母もCであるから、EF間はルール5により攻略対象にはならない。そこで、ACが攻略できるかどうかに関わらず本肢は誤りである。
選択肢5について
選択肢4で述べたとおり、EF間ではフラグは立たないので本肢は誤りである。
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まとめ
既習者であれば、適性試験では足を切られなければよい。要するに適性試験では、みんなが解ける問題を確実に正解すればよいのである。受験生の方は、「対偶」や「背理法」といった基本的な概念を理解して使いこなせるようになって、適性試験を乗り切っていただきたい!