
- 作者: アニメ・ワンダーランド
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2011/10/14
- メディア: 単行本
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当サークルのronnorと、patRIOTが、宝島ムック、「100人がしゃべり倒す !魔法少女まどか☆マギカ」に掲載されます。
10/13追記:発売されました。
「100人がしゃべり倒す!『魔法少女まどか☆マギカ』」が発売されました - アニメキャラが行列を作る法律相談所withアホヲタ元法学部生の日常
コンセプトは、
いま、テレビアニメ「魔法少女まどか☆マギカ」が巷を席巻している。
「アニメとしてのクオリティの高さ」「キーワードの豊富さ」「女性論」……多彩な切り口にあふれた本作の魅力を掘り下げるには、さまざまな角度からの証言、アプローチが必要だ。
そこで本書では、各界の識者100人に「まどマギ」にどう魅了され、なにを思ったかを語っていただき、この特異なテレビアニメの全体像を、それぞれの言葉をたよりに探ることとなった。
というものであり、当サークルが「識者」なのかはおおいに疑問*1であるものの、魔法少女まどか☆マギカに対する思いを語らせていただきました。
私の同書への寄稿内容は、契約法としての魔法少女まどか☆マギカという観点から、まどマギの契約法的側面を概観したものです。
ただ、契約法だけではなく、魔法少女まどか☆マギカは、全ての法に通じるんですね。
例えば憲法なら、QBの第9話の発言である、
「君たち人類の価値基準こそ、僕らは理解に苦しむなあ」
「今現在で69億人、しかも、4秒に10人づつ増え続けている君たちが、どうして単一個体の生き死ににそこまで大騒ぎするんだい?」
にも、憲法が隠れている。
憲法第13条 すべて国民は、個人として尊重される。
憲法13条は、個人の尊重をうたう。個人とは、QBのいう「単一個体」のことだ。わずか60億分の1かもしれないけれども、かけがえのない個人として、一人一人が尊重されること。このことの大切さを、人間社会は長い歴史を通じて学び取り、それが憲法13条に結実した。
QBの第9話の疑問*2に対しては、憲法13条が答えになるのだ!
まどマギは「契約法」を超越し、むしろ「法学」と呼ぶのがふさわしいだろう。
まとめ
魔法少女まどか☆マギカに関し、契約法との関係を語らせていただく機会を与えて下さった関係各位に心からお礼を申し上げたい。
「100人がしゃべり倒す !魔法少女まどか☆マギカ」の他の寄稿者の方は、私たちよりもずっと有名な方ばかりであり、その方々がどのようにまどマギを語られるのか、楽しみな一冊である。