- 作者: 山川健一
- 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
- 発売日: 2006/11/16
- メディア: 新書
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法律とblogも似ている
ということである。
定石、手筋=文章の書き方、レトリック
戦法=カテゴリ
実戦=記事公開
引用元:http://blog.goo.ne.jp/souryuusei0401/e/b6d540fd4761ddd4e1b7218ac1be45e6
とありましたが、法律でも
条文・判例・学説=文章の書き方、レトリック(料理でいうと材料)
論証=カテゴライズ、タイトル(料理でいうとレシピ)
試験*1=記事公開(料理でいうと料理作成)
といえるだろう。
まずは、基礎的な条文や判例を知っておかなければ論文は書けない。
とはいえ、基礎的な要件・趣旨・効果をただ覚えているだけではいけない。それを使ってうまく伝える必要がある(論証)。
あとは、実際に試験で論文を書く。
このことは、blogにおける、
「まずは文章やレトリックが必要だが、これを使ってカテゴライズ・タイトル付けをして「うまく伝える」必要がある。あとは、実際に書いて公開する。」
という手順と全く同じである。
又、元記事が、一番の類似点としたのはインスピレーションです。
ブログで記事を書く場合でも、多くの記事を読んだりして研究し、記事更新をしていると、ある時とてもイイ記事ネタを思いつくことがあります。これもインスピレーションです。そしてそれは、
「あ、このネタで記事書いたらウケそう(面白そう)」
となるのです。ま、それでウケない場合は、まだまだ未熟だったということですが。将棋でも勝てると思ったんだけど読み違えたってのもよくありますので、その辺りも似てるんじゃないかと思います。
ブログでは将棋のように特に相手がいるわけではありませんが、インスピレーションを養うために常にアンテナを高く張って、多くの良記事を読み、そこから多くを学び考えることが重要なのです。
引用元:http://blog.goo.ne.jp/souryuusei0401/e/b6d540fd4761ddd4e1b7218ac1be45e6
法律の論文試験も同じだろう。
問題文を読んで、どう論文を書くか考える。この時、
「あっ、出題者はこれを聞きたいんだな!」
という出題意図の発見はほとんどインスピレーションであろう。そして、場合によっては、出題意図を外れ、不要な論点*2を無駄に長ったらしく書いて、減点されることもある。こういうところもそっくりである。
インスピレーションを養うために、常にアンテナを高く張って、多くの良い参考答案を読み、そこから「問題文にこういう文言があればこれが出題意図なんだな」というのを学ぶ。そして、また問題を解く。この繰り返しだというのもそっくりである。
将棋もブログも、いかに見えない部分での引き出し、情報の蓄積量を多く持つかが大切なのです。その結果、「見えない一手」「見えないイイネタ」が見つかる(見つけられる)のです。
引用元:http://blog.goo.ne.jp/souryuusei0401/e/b6d540fd4761ddd4e1b7218ac1be45e6
このような言葉で、この記事は終わっていたが、法律でも同じだなぁと実感した。
前にやった問題の考え方を別の問題で応用したり、民法で使った考え方を商法で使ったりと,様々な情報の蓄積が「インスピレーション」を招きます。
このような「法律的情報」だけではありません。「常識で考えれば、この結論はおかしいよな」といった、日常的経験から生まれる洞察が、この出題意図を顕在化させてくれることは頻繁にあるのです。
まとめ
「基礎+体系化+実戦」
一般に「何かに習熟する」ためには、この3つのプロセスの繰り返しが必要だろう。
そして、まさにそのために、将棋とblogと法律がそっくりだったのだろう。