
魔法少女まどか☆マギカ公式ガイドブック you are not alone. (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)
- 作者: 原作:Magica Quartet,まんがタイムきらら
- 出版社/メーカー: 芳文社
- 発売日: 2011/08/27
- メディア: コミック
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1.興味深いまどマギと銃砲の世界
私は元々銃器はほとんど無知に近かった。しかし、今般、銃ヲタのpatRIOTさんと、魔法少女まどか☆マギカに出てくる銃器がそれぞれ銃刀法に違反しないかを考察する同人誌、「ミタキハラ白熱教室」を刊行させていただき、その際に銃器の世界を覗かせていただいた。これが面白い。
ミタキハラ白熱教室の方でも書かせていただいたが、マミ先輩のマスケット銃は素人的感覚からすれば銃以外の何者でもない訳だが、銃砲の作動の仕組みを考察すると、実は「銃」ではなかった*1等々、知れば知るほど面白く深い銃砲の世界には魅了された。
2.まどマギ銃器同人誌の「雄」
さて、まどマギで銃砲の面白さを知った私が、「二冊目」の銃砲書として読み、感動したのがGEWALT様の「HOMURA WEAPONS」である。
銃ヲタで、既に銃器愛あふれる同人誌を多く出されているGEWALT様が、ほむほむの銃器を細かく解説する同人誌を出されたのだから、これは買うしかない!
COMIC ZIN 通信販売/商品詳細 HOMURA WEAPONS -暁美ほむらの使用火器類-
http://shop.melonbooks.co.jp/shop/sp_212001042881_gewalt_hweapon.php
実は、扱っている同人誌屋さんの在庫の関係で半ば難民化したが、やっとのことで入手した*2。
内容は、非常に満足度の高いものであった。
8種類の武器を選定し、それらについて、「ほむほむが構えている絵」、スペック、銃器のうんちく等が2〜3ページを割いて解説されている。
ほむほむ絵はどれも格好いいので、それだけで満足感がある*3。
銃器のうんちくは、流石ガンヲタの雄でいらっしゃるだけあって、細かいし詳しい。
個人的にすごく楽しめたのは、銃ヲタから見たまどマギのディテールの素晴らしさが語られているところである。
例えば、デザート・イーグルをほむほむはヤクザの事務所から持ち出しているが、同時に持ち出した9mmパラベラム弾はデザート・イーグルには適合しないことが指摘されている*4。
しかし、である。その後ほむほむが米軍基地から盗み出したベレッタM9には、9mm弾が使える。
(9mmパラベム弾の)カートリッジをヤクザの事務所で盗んだ時はどう見ても使い道のない弾をかっらっていた感がありありでしたが、米軍基地に侵入してその伏線が活きてくるとはさすがとしか言いようがありません。
GEWALT「HOMURA WEAPONS」11頁
まさに、銃ヲタの「目」を持つ者のみが見つけることができる「伏線」とその「回収」の図であって、まどマギの完成度の高さを改めて感じた。
その他、作中のM249(FN MINIMI)の銃身の短さについて、横田基地(見滝原に比較的近い)に空軍特殊部隊があることから空挺モデル入手の可能性を指摘する*5等、かなり細かいところまで考証しています。
時々出てくる二頭身ほむほむもかわいいですし、二頭身ほむほむに喋らせるネタも受けました。
まさに、魔法少女まどか☆マギカの銃器を語る同人誌としては、「決定版」と言って良いのではないでしょうか。
3.続編に期待!
実はほむほむの使っている武器は、*6patRIOTさんが確認されただけで「13種類+α」もあります。
同人誌の性質上ページ数を増やしにくい*7ため、8種類に限定されたことは理解できるし、そのセレクションも、あえて「1番ウッドドライバー」を入れる等センスがいいです。
ただ、できればもっと他の銃器についてもGEWALT様の解説が読みたいところです。
心より、続編に期待しております!
まとめ
GEWALT様のHOMURA WEAPONSは、銃器を語ることで、まどマギの素晴らしさを語る、優れた同人誌である。
「ミタキハラ白熱教室」の読者で、まどマギに出てくる銃器に興味を持たれた方には、ほむほむの銃器1つ1つを解説するHOMURA WEAPONSを強くオススメできる。
続編が楽しみである。
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